1放送:2022年10月1日~11月12日 全7回
「冷泉斬り」朗読/鈴村健一
時は幕末。間崎馬之助は長州藩脱藩の尊攘派浪人。
間崎は、宮廷仕え絵師の冷泉為恭が佐幕派に通じていると睨み、同士と天誅を企てる。
だが冷泉の屋敷を襲撃時、冷泉の妻の不義密通現場を目にした間崎は、冷泉を斬る気を失ってしまう。同士は冷泉を警護する新選組の米田鎌次郎に斬られ天誅は失敗に終わる。
生き残った同士の自己保身から出た妄言もあり、白眼視されてゆく間崎。
大きな時代のうねりの渦中で間崎、冷泉、米田を待ち受ける運命とは――。
●ナレータープロフィール
鈴村健一(すずむら・けんいち)
9月12日生。声優。主なアニメ出演作に「黒子のバスケ」(紫原敦役)、「銀魂」(沖田総悟役)、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(シン・アスカ役)、「宇宙戦艦ヤマト2199」(島大介役)など多数。ラジオパーソナリティ、舞台プロデューサー、アーティストとしても活動中。
第2回声優アワードでパーソナリティ賞とシナジー賞、第6回では歌唱賞、第10回では助演男優賞とパーソナリティ賞を受賞。YouTubeチャンネル「声優のかじり方」を好評配信中。
【公式HP】
https://intention-k.com/profile/kenichi_suzumura
【公式Twitter】
@suzu__kensan
【公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCrh5eIa0mYIuXpJQdB_Hxww
鈴村健一さんのコメント
2放送:2022年11月19日(土)~2022年12月31日(土) 全7回
「外法仏」朗読/小野大輔
時は平安時代。藤原良房と紀名虎。ふたりの有力貴族と、それぞれの息のかかった密教僧による策謀渦巻く物語。
時の天皇に娘を嫁がせた良房と名虎は、もうけた子を皇太子に据え、外祖父として大きな権力を握ろうと企む。良房は一日一番ずつ、十番の勝負の”競べ馬”で皇太子を決めることを提案し、名虎もこれを承服する。
藤原氏と紀氏。一族の栄枯をかける両者は、天台密教と真言密教の高僧にそれぞれ勝利の祈祷を依頼する。果たしてふたりの貴族と密教僧を待ち受ける策謀の結末とは――。
●ナレータープロフィール
小野大輔(おの・だいすけ)
5月4日生。高知県出身。『涼宮ハルヒの憂鬱』(古泉一樹)で注目を集める。声優アワード主演男優賞を過去2回受賞。近年の代表作は『ジョジョの奇妙な冒険』(空条承太郎)、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(古代進)、『おそ松さん』(松野十四松)、『進撃の巨人』(エルヴィン・スミス)など多数。アーティストとしても活躍中。
【公式サイト】
http://daisukeono.com/
【アーティスト活動公式サイト】
http://lantis.jp/artist/onodaisuke/
小野大輔さんのコメント
3放送:2023年1月7日(土)~2月11日(土) 全6回
「槍は宝蔵院流」朗読/関智一
新選組隊士達の多彩な人間像を描く連作の中の一話、「槍は宝蔵流」。
槍術の名手・谷三十郎は、新選組に入隊して幹部に迎えられる。腕が立ち家柄もいい谷は、近藤勇に重用され、息子を近藤の養子にした。谷は隊内で大変な権勢を持つが、そういう谷と関わるまいとする斎藤一も彼の槍術の腕前だけは認めざるをえなかった。しかし池田屋事件、平隊士の介錯をきっかけとして、谷の威勢は凋落していく。その模様を斉藤一の視点で描く一話、その結末とは・・・。
●ナレータープロフィール
関智一(せき・ともかず)
9月8日生まれ 東京都出身 声優、俳優、歌手。東京都出身。主な出演作品は、『ドラえもん』(二代目:スネ夫)、『妖怪ウォッチ』(ウィスパー)、『機動武闘伝Gガンダム』(ドモン・カッシュ)、『のだめカンタービレ』(千秋真一) 『呪術廻戦』(パンダ)『鬼滅の刃』(不死川実弥)他 多数出演
【公式HP】
https://www.atomicmonkey.jp/jp/archives/talent/sekitomokazu
関智一さんのコメント
4放送:2023年2月18日(土)~3月25日(土) 全6回
「最後の伊賀者」朗読/森川智之
服部半蔵の息子、服部石見守正就は、徳川家康に仕えた父、半蔵の死後、伊賀同心200人の支配を引継いだ。同心の一人、野島平内、通称ヒダリは、服部半蔵を慕い、師と仰いできたが、そのまま家督を継いだ息子の服部石見守正就に対しては、「我らが忍者を統率する器ではない」と無礼な態度を取り続けていた。そのヒダリの対応を快く思っていない正就は度重なる普請の命令を伊賀同心に下したため、同心たちは家計が苦しくなり、正就へ一揆を起こした。幕府は一揆を解くよう命令し、従順に従ったが、それは幕府に対し心証を良くするヒダリの戦法であった。正就はヒダリを憎み、家士に命じてヒダリを斬るが・・・・。
●ナレータープロフィール
森川智之(もりかわ としゆき)
1月26日生まれ 神奈川県出身 声優。主な外画(持ち役)は、トム・クルーズ・キアヌ・リーブス・ブラット・ピット 出演作品の吹き替えを担当(他多数)。アニメ 『鬼滅の刃』(産屋敷耀哉)、『金田一少年の事件簿』(明智健悟)、「BLEACH 千年血戦篇」 (黒崎一心 / 志波一心、東仙要)、「幕末Rock」 (土方歳三)、 他多数出演
【公式HP】http://www.axlone.com/talent/morikawa.html
森川智之さんのコメント
5放送:2023年4月1日(土)~5月6日(土) 全6回
「土佐の夜雨」朗読/立木文彦
土佐、高知の城下町に怪人物・長襦袢の大坊主が現われた。土佐藩の仕置家老・吉田東洋はその人物を
ただ者でないと思い、下横目の岩崎弥太郎に調べさせる。長襦袢の大坊主は、のちに郷士・那須家に養子に入り、那須信吾と名乗っていた。剣は武市半平太の指導を受け一段と上達していた。
土佐は関ヶ原の戦いで長曾我部家に代わり山内家が治め山内系が上士として藩政を握り、長曾我部系の旧臣を郷士と見下して明確な区別があった。上士の東洋は元々郷士であり、武市は勤王倒幕を呼びかけたが・・・。
●ナレータープロフィール
立木文彦(たちき・ふみひこ)
4月29日生まれ 長崎県出身 声優。主なアニメ作品 「新世紀エヴァンゲリオン」(碇ゲンドウ)、「銀魂’」(長谷川泰造/ナレーション)、「逆境無頼カイジ」(ナレーション)、「ONE PIECE」(ドン・クリーク/赤犬)、「BLEACH」(更木剣八)、「クレヨンしんちゃん」(黒磯)、「名探偵コナン」(ウォッカ)、主なテレビ作品(ナレーション) NTV 「世界の果てまでイッテQ!」、NTV 「嵐にしやがれ」、NTV「超問クイズ!真実か?ウソか?」 、TBS「炎の体育会TV」、CX「世界の何だコレ!?ミステリー」、CX「RIZIN」、他多数出演
【公式サイト】
https://osawa-inc.co.jp/men/tachikifumihiko/
立木文彦さんのコメント
6放送:2023年5月13日(土)~6月24日(土) 全7回
「黒格子の嫁」朗読/中井和哉
土屋佐七は江戸で何者かに殺された叔父、掛川新左衛門の仇を探していた。
手がかりは「右眉毛のなかに指頭大のほくろ」である。掛川家は改易になったが、佐七が仇を討てば復家できるかもしれない。
仇のような男を大坂で見たという情報があり、佐七は大坂へ行ったが、金が底をつき「黒格子の嫁」の勾当として雇われ、男妾に仕立てられた。
佐七は「黒格子の嫁」の家で、大坂弁を話す「ほくろ」の男を見たが……。
●ナレータープロフィール
中井和哉(なかい・かずや)
11月25日生まれ 兵庫県出身 声優。
主なアニメ作品 「ONE PIECE」(ロロノア・ゾロ)、「銀魂シリーズ」(土方十四郎)、「血界戦線」(ザップ・レンフロ)、「戦国BASARA シリーズ」(伊達政宗)、他多数出演
主なテレビ作品(ナレーション) NTV 「スッキリ!!」、NTV 「アッコにおまかせ」、TBS 「爆報!THE フライデー」、CX 「世界の何だコレ!?ミステリー」、CX「すぽると!-MONDAY FOOTBALL-」 他多数出演
【公式HP】
https://www.aoni.co.jp/search/nakai-kazuya.html
中井和哉さんのコメント
7放送:2023年7月1日(土)~8月12日(土) 全7回
「鴨川銭取橋」朗読/福山潤
新選組五番隊隊長の武田観柳斎と監察山崎烝は仲が悪かった。
武田と山崎は、ほぼ同時期に新選組に入隊し、ともに出世をした。武田は近藤と土方には見え透いたおべっかを使う一方、同僚や下僚には酷薄なほど冷たかった。山崎は土方から武田の身辺を探るよう命じられる。のちに武田は薩摩藩と関わりがあることを疑われていることを知ってしまう。新選組内でうわさが出ると斬られる例は数えきれないほどあった。実際は薩摩藩と関わりがない武田であったが・・・。
●ナレータープロフィール
福山潤(ふくやま・じゅん)
11月26日生まれ 大阪府出身 声優。
アニメ作品 「吸血鬼すぐ死ぬ2」(ドラルク)、「ちびゴジラの逆襲」(ちびゴジラ)、「事情を知らない転校生がグイグイくる。」(茜の父)、「ツルネ-つながりの一射-」(二階堂永亮) 他多数出演
主なテレビ作品(ナレーション) NHK「未来スイッチ」 、NHK「ダーウィンの動物大図鑑はろ~!あにまる」 他多数出演
【公式HP】
https://www.blackship.jp/male/junfukuyama/
福山潤さんのコメント
8放送:2023年8月19日(土)~9月30日(土) 全7回
「一夜官女」朗読/竹下景子
医家下沢閑庵の妻である小若とお供の弥兵衛老人は、大坂から播州姫路への帰路の道中、弥兵衛の体調が悪くなったため、摂津野里村の旅籠で足止めを食っていた。小若が旅籠の二階から外を眺める と、武芸者ふうの男と目が合い、胸の動悸を覚えた。岩見重太郎らしきその男は、武士に追われていた。その夜、小若は、神事の当番の男たちに宵宮の祭礼で犠牲になることを頼まれ、引き受けてしまう。住吉明神のお籠り堂にて一夜をすごす「一夜官女」である。小若一人で夜を明かすはずだったが、そこに岩見重太郎らしき男があらわれた・・・。
●ナレータープロフィール
竹下 景子(たけした けいこ)
1953年9月15日生まれ 愛知県名古屋市出身 / 東京女子大学文理学部社会学科卒業。NHK『中学生群像』出演を経て1973年NHK銀河テレビ小説『波の塔』で本格デビュー。映画『男はつらいよ』のマドンナ役を3度務め『学校』では第17回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2007年、舞台『朝焼けのマンハッタン』『海と日傘』で第42回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。テレビ・映画・舞台への多数出演の他、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」日本館総館長をはじめ「世界の子どもにワクチンを日本委員会」ワクチン大使、国連WFP協会親善大使など幅広く活動している。
竹下景子さんのコメント