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[第588回 大阪放送番組審議会議事録]

          
1. 開催日時 平成28年6月23日(木)午後3時30分~4時30分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
 
委員の総数 7名
出席委員数 7名
出席委員の氏名 井上宏 成瀬國晴
大橋一仁 鎌田雅子
河内厚郎 たつみ都志
原恭
放送事業者側
出席者の氏名
徳永正明 吉田禎宏
上野慶子 原田年晴
4. 議     題
1)平成28年度番組審議委員委嘱について
2)番組審議『話の目薬ミュージックソン』
3)その他
 
5. 議事の概要
議題1)について
『話の目薬ミュージックソン』について番組の企画意図と内容を説明し、番組を聴取した後審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側 2010年10月10日にスタートし、毎週月曜日の20時~20時30分に放送している番組。番組では視覚障害者が社会で直面する課題を取り上げ、 障害があってもその状況を克服し、明日を元気に生きていくために必要な情報など、様々なゲストを迎えながら伝えている。 また、番組を聴いた晴眼者には視覚障害者への理解を深めてもらえたらとも考えている。この番組に出演している西村登代子さんは徐々に 視野が狭くなり視力が低下する「網膜色素変性症」という進行性の難病を抱えている。西村さんを起用した理由は、晴眼者では視覚障害者の 気持ちを読みきれないところがあり、生活していく上での不自由なところは解らないと考えたからだ。5月9日(月)、16日(月)の放送では 世界で初めてiPS細胞の網膜移植手術に成功した眼科医の高橋政代先生をゲストに迎え、iPS細胞や新しく開設する神戸・アイセンターについて話を伺った。

委員 ゲストの高橋先生は聴きやすい声で活き活きとした雰囲気があり、またインテリでありながら、気さくで親しみやすい。番組構成も患者・先生・第3者の 原田アナウンサーという3人の出演者の組み合わせが良い。印象に残ったことは高橋先生の「目は美しい臓器」という言葉だ。また、iPS細胞についても どの新聞にも書かれていないような解説でとても分かりやすい。また、医者と患者の「目が治る」という意味の違いも(内容としては厳しい現実で)苦い話だが、 重要な情報だ。全体的に高度な話題を取り上げているが解説は分かりやすく、リスナーが聴きたいツボも押さえてあり、理想的な番組と感じた。

委員 視覚障害者の方は耳から情報を得ているのでラジオはまさにぴったりなメディアだ。番組導入部のたわいない世間話もやわらかく、聴きやすい。 ゲストの高橋先生はちょうどiPS細胞の網膜移植手術で世間の注目を浴びているところで、タイムリーな人選だ。難しい話だけではなく、 原田アナウンサーが先生のキャラクターを引き出し、「なぜ眼科医を目指したか」といった話も聞けて面白い。また、iPS細胞の解説もとても分かりやすく、 それに対する西村さんの言葉に視覚障害者の期待感も知ることができる。番組がスタートして数年が経っているが、番組内容など変化したことを教えてほしい。

社側 西村さんは、タレントなどではなく一般の方なので、最初は番組の中でどこまで話してよいのか、かなり遠慮していた。しかし、番組で試行錯誤していくうちに 「今こんな情報が必要とされている」と視覚障害者の立場から積極的に発言するようになり、番組全体も熟成してきた。

委員 以前番組を聴いた時よりもiPS細胞の発明など世間の流れも変わり、合わせて取り上げる話題も高度になっている。西村さんのコメントも力強く、非常に説得力が あるので内容も真に迫っている。また、話を一度自分の中で咀嚼して受け止め、出演者2人のキャラクターを引き出しつつ番組全体を動かしていく原田アナウンサーの 力量が発揮され、素晴らしい。まさにラジオ大阪にしか作ることができない番組だ。視覚障害者にとって多くの情報があるので今後はもっと構成を練り、厚みを加えてほしい。 例えば夜遅い時間帯の30分番組だが、時間も長めに多くのリスナーが聴きやすい枠の放送を検討してほしい。また番組内容も何か視覚障害者の娯楽的な話題も聴いてみたい。

委員 今回の放送では難しいiPS細胞の話も分かりやすく解説され、とても感動した。ただ、1点気になったことは視覚障害者の中でもあらゆるキャリアが存在し、 それに対して番組ではどのようなフォローを行っているのかという点だ。例えば、生まれつき目がみえず、自己流に生活行うことができる視覚障害者として ベテランの方、最近、視覚障害者となった方など様々な段階がある。そういったキャリアの違いについて番組ではどのように取り上げているのか。

社側 視覚障害者のキャリアは大きく分けて全盲と弱視に分けられる。番組で情報をお伝えする際はどちらかに偏った情報にならないよう意識している。様々な視覚障害者の ゲストをお迎えしているが、必ず最初に「現在の視覚障害の状態」と「弱視または全盲となられたタイミング」の2点を伺い、視覚障害者としてのキャリアを確認している。

委員 iPS細胞の難しい話が続くのかと思っていたが、予想に反して解説もとても分かりやすく、聴きやすい番組だった。出演された高橋先生も親しみやすいキャラクターで 親近感が湧き、先生のファンが増えたのではないだろうか。2週目の放送だけ聴くとやや硬い内容だが、この番組のリスナーは毎週かかさず聴いているとのことなので 問題ないと思う。視覚障害者だけでなく晴眼者のリスナーも増やし、目の病気に対する啓蒙活動にもなれば良いと感じた。

委員 iPS細胞は遠い存在に感じていたが、この番組を聴いて理解も深まった。iPS細胞をはじめ、様々な人に希望を与える内容で感動した。西村さんのふんわりした雰囲気も 心地よく、彼女が作詞したというエンディングテーマ曲もゆったりとしていて最後まで聴いてみたい。ただ、1点加えるならば高橋先生の知名度が高いとはいえやはり、 番組冒頭で経歴など先生の人物像が分かる紹介があれば良かったと思う。

委員 番組では原田アナウンサーが出演者の様々な面を引き出し、豊富な知識や経験から番組の内容が広がり、ひとつの世界が作られている。取り上げたiPS細胞は とても難しいテーマにも関わらず、高橋先生の解説は今まで聞いたことがないほど分かりやすい。高橋先生はフットワークも軽く気さくな人柄で パーソナリティーとしても、とても魅力的だ。視覚障害者以外のリスナーの興味を惹くことは難しいが、この番組が異なる分野を上手く繋ぐ役割に成長してほしいと思う。

社側 貴重なご意見ありがとうございました。

以上
7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第588回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「愛してラジオ大阪」内で放送
       放送日 平成28年7月10日(日)午後5時~午後5時10分
・ 「番組審議会だより」 (第588回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
・番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
 
以    上