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[第569回 大阪放送番組審議会議事録]

1. 開催日時 平成26年7月28日 (月) 午後2時00分~3時00分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
委員の総数 8名
出席委員数 8名
出席委員の氏名 井上宏 成瀬國晴
岡田邦夫 小代みのる
たつみ都志 原 恭
河内厚郎
鎌田雅子 (書面参加)
放送事業者側
出席者の氏名
徳永正明 三谷良二
上野慶子 小川真由
4. 議     題
1)番組審議『防災~守れる命』
2)その他
 
5. 議事の概要
議題1)について
『防災~守れる命』について番組の企画意図と内容を説明し、番組を聴取した後審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側今年4月に放送をスタートし、毎週土曜の朝6時35分~45分に放送している。防災に特化し、専門家の出演や様々な内容を取り上げた番組。企画・進行は昨年度、「防災士」の資格を取得したラジオ大阪アナウンサーの小川真由が務めている。地震・津波・水害・台風など様々な自然災害や異常気象などから、大切な命を守る術をリスナーと共に考えていく。番組内容は月の1週目が「関西で防災に取り組む人々の紹介」、2週目が「東日本大震災の被災地のいま」、3週目が「防災のお話~水谷秀樹さん(日本防災士会大阪支部・元大阪市消防職員)の出演」、4週目が「大阪管区気象台通信」としている。今回の審議では1週目に災害時の障がい者支援団体「ゆめ風基金」、2週目に宮城県名取市の被災状況発信施設「閖上の記憶」の小齋正義館長への電話取材を取り上げた。テーマにより重い話題になることもあるが、早朝の時間ということと爽やかな音楽を意識し、心にふと届くような番組を目指している。

委員「防災」は、まだ他人事のようにとらえる人が多く、そのような中で毎週、「防災」をテーマに放送することは大変意義がある。障がい者支援団体の「防災」の考え方、被災地の現状など様々な角度から「生の声」を聞くことは内容がリアルに伝わり、紙媒体にはできないラジオの役割を十分に活かした番組だと感じた。「防災」を伝える際に一番大事なことは、災害時の「自助行動」が最も大切だ、ということだ。水谷秀樹さんが出演した3週目でもう少し具体的な話をした方が良かったように思う。家庭の中で危険な場所がタンスと蛍光灯しか出てこなかったが、他にもっとあるように思う。さらにその危険なものを具体的にどうすればよいのか、まず家庭で何をすべきなのかというところまで踏み込んでほしい。近年、東日本大震災などの影響により防災意識は高まりつつあるが、いざ災害が起きたときの防災行動まで理解している人は少ない。番組の最後に「命を守る行動」や「あらかじめ取るべき行動を考えておいてください」という言葉が出てきたが、もう少し専門家が実際の具体例を交え、何を準備し行動すべきか、伝えてほしい。

委員1週目の障がい者支援団体の話、そして特に2週目の東日本大震災の被災地への電話取材は、出演した一般の方の声がとても聴きとりにくい。外部から入ってくる音のせいもあると思うが、工夫してほしい。2週目の回に電話取材をした土地、「ゆりあげ」の漢字がどのような字で場所はどこにあるのか、関西のリスナーには分からないので本題に入るまでに具体的な紹介がほしい。これを紹介した上で出演者の紹介や東日本大震災の話題に入ればリスナーから被災地への親近感が高まるのではないか。1週目の障がい者支援の回は高齢者を家庭に抱えるものとして身につまされた。全体的には面白い番組と感じ、早朝には少しもったいない気がする。

委員「防災」はとても大事なテーマだ。もっと具体的な話をできるように放送時間を拡大してほしい。例えば、家庭での避難経路をどう設定すればよいか、などもう少し具体的な話をしてもいい。来年は阪神大震災から20年の節目の年であり、神戸を中心に一つのテーマとして取り組んでみるのはどうか。災害への取り組みをラジオ大阪の強みとして内容をもっと充実し、続けてほしい。

委員震災の経験はどんどん風化していくものだ。その中で、「防災」を中心に被災地の現状、火災の問題、台風など様々なテーマを設定し、作り手からリスナーへの心配りがよく伝わってきた。この番組を聴いて重要だと感じたことは、出演者が話の節々で防災について気の利いた大事な言葉を発言していることだ。例えば「波の高さで危険を見分けること」、「歴史から学ぶことが重要」、「2ヵ所の避難場所を確保すべきだ」など、これらは自身の経験からくる重要な言葉だと感じた。しかし比較的、聴く人が少ない早朝に放送していることが残念であり、この言葉がどの程度リスナーに届くのか、難しいところだ。その他気になった点として、「高橋」のように同じ名字が多い出演者はフルネームで紹介した方が親切だと感じた。

委員委員いざ、地震の予測を受けても地震が発生するまでの時間が短く、その上パニックになり、何をすべきか分からないことが多い。避難経路をどこにするのか、など取り上げるべき問題はたくさんあるが、各回のフォーカスを定めることが重要だ。例えば「家庭」にフォーカスを絞り、各家庭の避難経路、家庭の危険な場所などを取り上げることで具体的な番組内容になるのではないか。1週目の「ゆめ風基金」については全体的によく分からなかった。実際、基金の集め方、その使用用途、障がい者の移動支援の概要や支援方法などが番組を一度聴いただけでは理解できない。2週目の被災状況発信施設「閖上の記憶」についてもどのような経緯があって設立されたか、など説明が不十分だ。「防災」はとても重要なテーマなので、命を守るためのワンポイントアドバイスでも悪くはない。しかし、番組テーマのフォーカスを絞り、紹介した防災行動はどのような経験を経て考えられた行動なのか、そのアドバイスを受けて今後どうすべきなのか、という説明をすることでもっと伝わるのではないか。

委員阪神大震災から20年近く経ち、新たに関西に来た人や子供たちは震災の経験がない。震災経験を風化させないためにも意義のある番組だ。しかし、一度聴いただけでは番組の根本的なメッセージが分からない。制作側としてこれを取り上げたい、といった思いもあると思うが、リスナーの注意を引くような番組作りの工夫が必要だ。1週目の「ゆめ風基金」について、団体概要や移動支援がいったいどのように障がい者を救えるのか、ということが最後までよく分からなかった。3週目の回は水谷秀樹さんの紹介部分がとても長い。資格紹介よりも「命を救うことが何よりも重要」と水谷さんの言葉にもあるように、その命を救う手法を詳細に語ってほしかった。

委員4週を通して一番印象に残っている回は障がい者支援の「ゆめ風基金」を紹介した1週目だ。印象には残っているが、やはり団体概要や支援内容がピンとこなかったので紹介方法に工夫がほしい。全週とも出演者の経験からくる発言の中にさりげなく大事な言葉が入っている。特に記憶にのこったのは「災害はどこでも起こりうる」という言葉だ。東日本大震災被災地を取り上げた2週目は「ゆりあげ」がそもそも地名なのかどうかも紹介がなく、本題から入ってしまうので基礎的な情報が分からない。さらに小川アナウンサーの「みなさん、ショック(東日本大震災で被災して)を受けておられるんじゃないですか」という質問は被災地の方への質問として安易すぎるように思う。一般の方と話をするとき、聞き手の小川アナウンサーがリスナーにも具体的に分かるようにさりげなくフォローをすれば良い。例えば、「閖上では~」と館長さんが本題から始めた言葉を受け、「宮城県名取市の閖上ですね。」など初めて聴くリスナーにも分かるようなフォローがほしい。全体的にたくさんのテーマを扱ってはいるが、その中で焦点を一つに絞り込んで番組作りを進めて欲しい。

委員この番組を聴いて、災害のネットワークのようなものを災害報道番組やこれらを巻き込んだ活動まで広げ、作ることができればと感じた。現在、防災に関する情報は世の中にあふれていて、新聞・テレビでも多くある。同じ情報が多い中、聴き手がふと、耳を傾けるような情報の取捨選択を工夫すべきだ。独自の取材で得たこの番組でしか聞けない情報を、テーマを絞り込み聴かせてほしい。台風や豪雨の災害レポートなども盛り込むとインパクトがあってよいのではないだろうか。

社側貴重なご意見ありがとうございました。

7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第569回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「愛してラジオ大阪」内で放送
     放送日 平成26年8月10日(日)午前07時05分~午前07時20分
・ 「番組審議会だより」 (第569回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
9. その他の参考事項
訂正放送または取り消しの放送の請求及び請求に対しての措置が無い旨を報告。
 
以    上