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[第560回 大阪放送番組審議会議事録]

1. 開催日時 平成25年9月20日(金)午後2時00分~3時00分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
委員の総数 8名
出席委員数 8名
出席委員の氏名 井上宏 岡田邦夫
小代みのる 鎌田雅子
河内厚郎 上林寬和
成瀬國晴 たつみ都志
放送事業者側
出席者の氏名
徳永正明 角野達雄
小川真由
4. 議     題
1)番組審議 『ミャンマー料理を食べる人々~関西とミャンマーをつなぐ一皿~』
2)その他
 
5. 議事の概要
議題1)について
 『ミャンマー料理を食べる人々~関西とミャンマーをつなぐ一皿~』について番組の企画意図と内容を説明し、番組を聴取した後審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側2011年3月末に民主政権に移行後、世界中がミャンマーに注目し、企業進出を加速させている。変革の年を迎えてから、今まで堅く口を閉ざしていた人々も自分の国について語り始めた。日本はいわゆる「ミャンマーブーム」以前からミャンマーとつながりが深く、関西にも多くの在日ミャンマー人がいるという。彼らの中には今のブームを冷静に捉え、激変に違和感を持つ人も多い。ミャンマー人のモナイさんと国際結婚した登美子さんは5年前、神戸市長田区でミャンマー料理店「TeTe」を開いた。彼女とミャンマー人の夫、そして子供、客や隣人など店を取り巻く「ミャンマー料理を食べる人々」から見たミャンマーを切り口に変革を追う。また、文化人類学者やボランティア活動を続ける主婦、在日ミャンマー人の声を織り交ぜながら多角的に見つめる。自身も4度、ミャンマーへの渡航経験を持つ制作者の立場や想いからも「記者レポート」の形を取り、自らが提起した問題を解こうとした。

委員全体的に声のトーンや声量などに変化がなく、単調な構成。料理店「TeTe」の内輪話が延々と続き、ドキュメンタリーの根幹となるメッセージが何かわからない。ビルマからミャンマーへの変遷や「TeTe」の所在地など具体的な解説がないのでミャンマーの予備知識が無いリスナーには番組に入り込むことができないように感じた。

委員軍事政権から民主化への流れがミャンマー国民にとって良い事だと感じていたので、この変化に違和感があるミャンマー人の本音が聞けたことは意外性があり、面白かった。軍事政権下のミャンマーを訪れた経験があるので国民の変化や雰囲気は想像できるが、ミャンマーの知識や訪れた経験のないリスナーには伝わりにくいのではないか。

委員これまでにミャンマーに深く接する機会がなかったので興味深い番組と感じた。民主化以前のミャンマーが、戦前の日本に似て懐かしく感じるというコメントが印象的だったが、具体的にどのような部分が魅力かということや出演者たちがミャンマーに惹かれたきっかけなど、もう少し掘り下げてもよい。インタビューの背後にある料理をしている包丁のトントントン、という音やサモサを食べるさくっ、という音はラジオの強みを効果的に活かしている。

委員導入部のミャンマーの味から政治、そして歴史で集結する流れは悪くない。しかし、番組の根幹のメッセージが伝わってこない。 ミャンマーの民主化というテーマに対して小川アナウンサーの位置が客観的すぎるように思う。民主化に対してどう感じているのか、自身が思うミャンマーの魅力、変革に対する問いかけ、警鐘など小川アナウンサーならではの意見が必要だ。番組の企画や取材など自身で一から全て行っているのであればなおさら、自分の意見を入れて良いと思う。

委員全体の流れは悪くないが、後半から急に専門的な話が展開し、ついていきにくい。それならミャンマーの過去・現在・未来を食を通して伝える形でまとめてしまう方が良い。ミャンマーの変革が正しいか否かという問題提起は難しく、結論があるものではないが1つの終着点として番組なりの方向性は示しても良いと感じた。さらにタイトルと番組内容の相互性がないので考慮すべきだ。

委員報道番組と事前に聞いていたが実際に聴くとノスタルジックな街ネタ紹介の番組のようだった。民主化というとても重いテーマを掲げているが、ただミャンマーブームに対してだらだら思うままに語っている。ミャンマーの雰囲気が今はない、戦前の日本のような雰囲気だから残して欲しい、バブルに浮かれる現状よりは軍事政権下の方が良かった、というような誤解を与えかねない発言は観光客目線の勝手なものだ。もし、このテーマで番組を作るならば外資系バブルにミャンマーが湧いている、と発言するだけではなく、バブルで失敗した人が増えたデータや人の心がすさんだように感じた経験などの事実をきちんと積み重ね、民主化の光と影、というように多方向から報道すべきだ。

委員いくつか印象に残るコメントもあり、面白かった。無理に結論づけない終わり方が逆にミャンマーという国の、外からは全体像が分からない曖昧さがよく出ていた。ただし、タイトルと番組内容にあまり関連性がなく、タイトルを聞くだけでは料理番組と勘違いしそうになったのでもう少し考えた方が良い。アウン・サン・スーチー氏ばかりが注目されているが、民主化以前の軍事政権が実際はどういう存在であったのかといった世間の報道とは違う切り口も期待したい。

委員ミャンマー人のつぶやきが生活感を出していて良かった。ミャンマーの民主化に世界が注目する中で実際に何が変わったのか、それとも変わっていないのか、という着眼点は新鮮だ。ステレオタイプになりつつあるアウン・サン・スーチー氏一辺倒の報道とは違う切り口を目指したことは評価できる。ただ、ミャンマー料理屋「TeTe」内の客の会話は音のレベルが低くて聞きとりにくい。

社側貴重なご意見ありがとうございました。

7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第560回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「GO!GO!弁天R.シスターズ」内で放送
   放送日 平成25年10月20日(日)午後08時45分~午後09時00分
・ 「番組審議会だより」 (第560回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
9. その他の参考事項
訂正放送または取り消しの放送の請求及び請求に対しての措置が無い旨を報告。
 
以    上