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[第556回 大阪放送番組審議会議事録]

1. 開催日時 平成25年4月26日(金) 午後2時00分~午後3時30分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
委員の総数 8名
出席委員数 8名
出席委員の氏名 井上宏 岡田邦夫
小代みのる 鎌田雅子
河内厚郎 上林寛和
成瀬國晴
たつみ都志(書面参加)
放送事業者側
出席者の氏名
徳永正明 角野達雄
藤野浩史
4. 議     題
1)番組審議『司馬遼太郎短篇傑作選』
2)その他
 
5. 議事の概要
議題1)について
『司馬遼太郎短篇傑作選』について、その主旨や番組内容を資料をもとに説明し、
番組を聴取した後審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側「司馬遼太郎短篇傑作選」はラジオ大阪開局55周年記念番組として2012年10月から放送開始した。これまで映画やテレビドラマなど様々な媒体を通じて親しまれてきた司馬作品を「音声」でリスナーに楽しんでいただくと共に司馬遼太郎の世界をラジオで表現しようとした。司馬遼太郎の短編作品の中から「軍師二人」、「人斬り以蔵」、「おお、大砲」などを厳選し、作品の朗読には声優の銀河万丈さんや永井一郎さんを起用した。さらに朗読の前後には女優の竹下景子さんによる作品に関連する説明、時代背景や登場地域、人物の解説を挿入した。ネット局については放送開始時はTBSラジオ、TBCラジオ、2013年4月よりTBSラジオ、RCCラジオ、SBCラジオである。

委員臨場感があり、司馬独特の言い回しも表現され、素晴らしい。竹下景子さんの解説も穏やかで知的な声にホッとし、作品解説自体も番組に奥行きを持たせている。朗読の銀河万丈さんも滑舌よく、とても聴きやすいナレーションだった。

委員趣旨も解説も良く、不愉快な部分は全くないのだが全体的にインパクトがなく、物足りない感じがした。司馬作品は漢文の素養があり簡潔な文体ではあるが、俯瞰した目線で物語を書くので、ラジオドラマとしてはその世界に入り込みにくいのではないか。同じ歴史作品でも井上靖や山本周五郎といった人情物の方がしみじみと聴き入ることができ、ラジオという媒体を活かせるように思う。また、番組中で使われるショパンのピアノ音楽が司馬作品のイメージとあまり一致しない印象を受けた。

委員時代物は専門用語や独特の言い回しが多く、一度聴いただけですっと理解することは難しい。司馬作品は漢語も多いので、リスナーを限定してしまう番組素材なのではないか。朗読の後の解説も難しい。地図など目で見れば分かる資料も耳で聞くだけでは分かりにくいこともあるため、配慮が必要だ。例えば、竹下さんの解説の中でも「初出」といった言葉が出てきた。このようにマスコミではよく使用する言葉であっても一般のリスナーには理解されにくいものもある。言葉の使い方にもリスナー目線の配慮が必要だ。

委員全体的に聴きやすく、主人公二人の名将ぶりがよく分かる。朗読がとても良く、目を閉じると戦場の様子 が目に浮かぶ感じで聴き入った。竹下さんの作品解説も良かった。しかし、作品自体が難しく、若い世代に受け入れられやすいかどうかは疑問だ。

委員全体的に余韻があり、聴きやすい。今回は周年企画ということだが、できればこのまま番組としては続けていってほしい。個人的には作品中の言葉に抵抗はないが、若い世代には理解しがたい部分があるかもしれない。さらに毎週土曜日18時から18時30分という放送時間の設定が気になる。また、背景の音楽については番組冒頭部分は曲の使用意図が分からず、ナビゲーターの後ろのBGMはやかましく感じる。

委員全体的に迫力があり、良い企画だと思った。関西地方以外にも放送している番組なので、河内平野など関西在住者以外のリスナーには分かりにくい地理的関係こそ解説を入れるべきではないか。ラジオで視覚的な解説をするには限界があるが、必要だろう。

委員歴史物はあまり馴染みがないのだが、面白く聴くことができた。しかし、内容的には難しく、何度も聴き 直す必要があった。作品の理解を深めるためにも再放送や何回分かをシリーズとしてまとめて放送しても良いのではないか。さらに放送時間は夕方よりもゆっくりと聴くことができる夜を勧めたい。

委員司馬作品は文が簡潔で読みやすく、50年前の文章でありながら古びておらず、作品の力を感じる。しかしこの番組が、リスナーが作品に初めて接した機会だった場合、朗読作品の情景や人物像をイメージするのは難しく、作品の世界に入りにくいのではないか。リスナーの情感を引き出すようなラジオならではの要素が欲しい。また、朗読番組は短い時間で連日同時間で放送していくといった企画もありえるのではないか。

社側放送時間は40~60代の大人の方にゆっくり聴いてほしい、という意図から平日よりも落ち着くことのできる休日の夜浅い時間、土曜日18時から18時30分に設定した。

委員年齢が高い世代は視力の衰えから視覚的な情報が得づらくなり、耳からの情報に頼らざるをえなくなる。朗読番組はそういった世代が、文学を楽しむ新しい形を提供できる可能性がある。高齢化社会にとって必要とされる新たな試みとしても開拓していってほしい。

社側貴重なご意見ありがとうございました。

7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第556回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「GO!GO!弁天R.シスターズ」内で放送
   放送日 平成25年6月2日(日)午後08時45分~午後09時00分
・ 「番組審議会だより」 (第556回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
9. その他の参考事項
な  し
 
以    上