会社概要会社地図大阪放送放送基準大阪放送番組審議会
サイトの利用にあたりOBC放送エリアラジオ大阪の歴史プレスリリース国民保護業務計画

[第551回 大阪放送番組審議会議事録]

1. 開催日時 平成24年10月18日(木)午後2時00分~午後3時30分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
委員の総数 8名
出席委員数 8名
出席委員の氏名 井上 宏 岡田邦夫
小代みのる 鎌田雅子
河内厚郎 上林寛和
たつみ都志(書面参加)
成瀬國晴(書面参加)
放送事業者側
出席者の氏名
徳永正明 角野達雄
藤野浩史 戒田菜美
 
4. 議     題
1)「きみとずっとなんどでも」について
2)その他
 
5. 議事の概要
議題2)について
 「きみとずっとなんどでも」について
番組の企画意図と内容を説明し、その後聴取いただき審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側 大昔から人間の生活の中で、大きな役割を果たしてきた犬。近年、大切な犬を亡くしペッ トロス症候群に陥ってしまう人がいる。一方、人間の身勝手な理由で長年連れ添った犬を 簡単に捨てたり、虐待を重ねる人もいる。さらに、昨年の東日本大震災では多くの犬も犠牲 になった。犬と人間の関係が多様化している近年、犬たちは日々何を思いどんな想いを抱 いて生きているのだろう。 このラジオドラマは、犬と人間の関わりをテーマに3つのトピックスを取り上げた。第1 部では、「犬にも気持ちを伝える努力の必要性」。第2部では、「人間の理不尽さ・身勝手 さの極み」。第3部では、「ペットロス症候群の人々への寄り添い」。番組では、人間目線 ではなく、犬目線で問題を表現することに挑戦した。そして、犬と人間との絆をこれからも 大切にしてほしいという思いで制作した。タイトルもその気持ちを込め、「きみとずっとな んどでも」の頭文字を合わせて「きずな」となっている。

委員 久しぶりにラジオドラマを聴いた。3部の内、私は第1部「きみと」が上等な作品だと思 った。各部の出演者も良かった。第2部「ずっと」の中で、電話が鳴るシーンがあったが、 電話がダイヤル式なのでこのドラマの時代はいつなのかと思った。第2部の主役の犬・ズッ キーが早口だったのが気になったが、早口の犬もいるのかもしれない。効果音は、それぞれ に工夫はあるが不自然に聞こえるものもあった。

委員 全体を通して切ない番組だった。脚本も良かった。犬目線で語られているので、会話が微 妙に食い違う。しかし、それが気にならないくらいに犬と人間の「想い」が重なる部分もあ ったので、はがゆく悲しかった。犬の吠える声と出演者の声がうまく重なっており、良い感 じに仕上がっていた。しかし、犬の種類によって鳴き声を変えていないのが気になった。 第1部「きみと」の主役の犬であるキノの声と施設の女性役の声が似ていたので、最初に 聴いた時は聴き間違いそうだった。特に、大きな声を出した時がわかりにくい。他の犬役の 声を担当していた男性は非常に良かった。効果音もうまく使われていた。目が不自由な犬と いう設定も説明口調ではなく、さけげなく繰り返しセリフに入っていたのでわかりやすかっ た。
第2部「ずっと」は、ペットを捨てる人間に対する怒りがこみ上げる。メッセージ性は良 い。主役のズッキーとメス犬サリーの恋は、小型犬で微笑ましいだけに切なかった。保健所 の2人の男性は、しっかりキャラクターが変えられていてわかりやすい。大阪弁を使用して いたのも良かった。
第3部「なんどでも」は、病気にかかっているのがゴールデンレトリバーだというのが良 かった。あの大きな犬が横たわれないということから、病の大変さと看護する人間の大変さ が伝わった。主役の犬の奇病は、どれくらいの頻度で発症するのか、防ぐ方法はないのか、 現在の医学で治すことはできるのか、ということを愛犬家は知りたいのではないかと思っ た。

委員 聞く人の年齢によってはとてもインパクトの強い番組だろうと思った。多感な年齢の方が 聞くと少しきついテーマかもしれない。第2部を聴いて、病気で苦しみ安楽死を選ばざるを えない犬もいるのに、健康な犬を手放すということは人間の我が儘である。人間にさまざま な問題があると改めて感じた。第3部を聴いて、犬が病気になった場合に安楽死させるかど うかをいつも頭の片隅で考えておかなければならないのだろうと思った。育て方なども含め て犬と人間の関係性を見直していかばければならない。深く考えさせられる番組だった。

委員 人間にとって昔からの友人である犬との関係性・絆を思い起こすという点では、良いテー マだと思う。3部構成になっているので最初から聴いている人は良いが、途中から聴く人に はどんな番組かわかりづらい。部と部の間に一言説明があった方がわかりやすい。人間目線 ではなく、犬目線というのはとても良かった。犬の口調が幼いので子供向けの番組かと思っ た。大人が聴くと「子供向け番組か」と消してしまうかもしれない。第1部と第3部は問題 ないが、第2部は殺処分の話なので子供に聞かせるには少し重いテーマだと思う。

委員 脚本がとても丁寧だった。第1部の崖から落ちるシーンはわかりづらかった。犬が人間の 飼い主のことを「おっちゃん」と呼ぶのに違和感があった。犬の口調が全体的に幼いので、 もう少し犬の年齢を反映させてほしい。猫目線の番組も作ってみてはどうか。第1部・第3 部のメッセージ性は良かった。第2部のテーマは少し重たいが、3つの違うテーマを並べる 中では意味があったと思う。

委員 第1部の他の犬のセリフは、主人公の犬たちより犬らしいと思った。第2部の保健所の人 たちが少し厳しすぎるように感じた。人間の悪さを少し強調しすぎているのではないか。第 3部は不治の病の犬の話だったので、悲しくなった。全体的に犬の気持ちがわかっている脚 本だと感じた。

委員 ペットを飼ったことがないので、あまり作品に馴染むことができなかった。しかし、幼稚 園の娘はとても興味を持って聞いていたので、純粋な子供たちは入り込みやすい作品なのか もしれない。子供たちにぜひ聞かせたい。

委員 ペットが主体の作品なので、馴染みやすい人と馴染みにくい人がいると思った。犬を飼っ ていない人は感情移入するのが難しいかもしれない。犬目線の番組ではあるが、最後には人 間が何か問われているような場面が欲しかった。説明がなく、いきなり聞くと何の番組かわ からない。「ラジオドラマ」という一言があるとわかりやすい。ラジオドラマはぜひもっと 制作してほしい分野だと思った。

社側 貴重なご意見ありがとうございました。
 
7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
 
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日

・ 「番組審議会だより」 (第551回大阪放送番組審議会議事録の要約)

・ 「GO!GO!弁天R.シスターズ」内で放送
   放送日 平成24年12月9日(日)午後08時45分~午後09時00分

・ 「番組審議会だより」 (第551回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載

番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。

 
9. その他の参考事項
な  し
 

以    上