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[第544回 大阪放送番組審議会議事録]

 1.開催日時   平成24年2月23日(木)午後2時00分~午後3時30分
 2.開催場所    ホテル大阪ベイタワー
 3.委員の出欠
  委員の総数   8名
  出席委員数   8名
  出席委員の氏名   井上 宏   井上チイ子
  岡田邦夫   上林寛和
  河内厚郎   竹田 徹
  成瀬國晴
  たつみ都志(書面参加)

  放送事業者側
  出席者の氏名
  徳永正明  井上 洋
  藤野浩史  大石 徹
4.議     題
1)大阪放送人事異動について
  2)『第31回大阪国際女子マラソン実況中継』について
  3)その他
5.議事の概要
   議題1)について
   大阪放送株式会社の人事異動について説明を行った。
   議題2)について
  『第31回大阪国際女子マラソン実況中継』について番組の企画意図と内容を説明し、
  その後聴取いただき審議に入った。

6.審 議 内 容
 
社側1月29日に行われた3時間のマラソン完全実況生中継番組である。1982年に第1回大会が行われて以来、ラジオ大阪では、毎年完全実況生中継を続けている。野球中継と並んで、ラジオの特性を生かしたスポーツ中継番組のもう一つの華だと考えている。長居陸上競技場をメイン放送席として、中継車2台、中継ポイント2カ所、さらに長居陸上競技場にある監督や関係者がいるフロアーにもレポーターを配置し、今起きているドラマを多角的にとらえ臨場感あふれる放送になるよう制作している。

委員松本恵治アナウンサー、原田年晴アナウンサーみなさん器用だ。楽しく聴くことができた。給水の説明がユニークで、非常に興味が持てた。ペースーメーカーについては、詳細に説明することは難しいかもしれないがもう少し欲しい。マラソン中継は、テレビであればその都市の風景が楽しめるが、ラジオはどのように伝えるか。情景描写の難しさを感じた。諸所のポイントによるレポートは、自身が見ているような感じで理解でき、興味が持てた。コースが変わったのか?

社側昨年からコースが変更になった。今年は、昨年の反省を踏まえ番組構成を行った。例えば、折り返し地点は、少し道路が高くなっているため、中継レポーターの目には選手が突然見えるような形になる。そこで脚立を高くするなどの工夫を行い、より伝えやすいように工夫を行った。全体を通して良い番組になったと思う。

委員中継に登場する地名は、大阪の人は理解出来るかもしれないが、それ以外の地域の人がわかるのだろうかと気になった。

委員この大会運営に携わっているので、テレビで見ている事が多い。改めてゆっくりラジオを聴いた。原田アナウンサーの御堂筋の描写は、感慨を持って聴くことができた。マラソンは、解説者に依って印象が変わる。この番組では、5キロごとのラップタイムについてきちんと説明があったのでわかりやすかった。中継地点の連携もよく、コメントが迅速であった。テレビと違って仕事をしながらでもわかりやすく、楽しく聞けるものであった。今大会は、優勝する事ではなく記録が重視された大会であった。テレビ、ラジオとも面白かった。

委員今回、番組を聞いて驚いた。ラジオのマラソン中継がこれほどイキイキしているものとは思わなかった。例えば、ラジオの大相撲中継は、短時間で勝負が決まるため詳細な動きなどの説明はテレビで見てしまう。しかし、マラソンは動き自体は単調であるためラジオの音声だけで全体の流れ、臨場感、澄んだ空気感があり感心した。アナウンサーも良かった。コースの風景を詳細に読み込む事は難しい。その点ばかりに偏ると聴きづらくなるだろう。単に、地名を聴いているだけでも新鮮であった。和田アナウンサーの話もタイムリーで良かった。風景描写はくどくなく取り込めていたと思う。ただ、少し解説が地味になっていた。中継で、ロンドンオリンピックを踏まえ、バッキンガムのレッドカーペットという件は、文学性もあって良かった。総じて、うまくいったと思う。ラジオの力を再認識した。

委員マラソンは、いつもテレビで見ていたので、ラジオで聴いたのは初めてだった。朝に試聴CDを聴いたが、今まさに走っているような印象がありいきいきとしていた。今度は、ラジオで聴いてみようと思った。テレビの解説は目で見る情報と耳から入ってくる情報と二重になるのでしつこくくどい。しかし、ラジオは音声だけの情報なので聴きやすかった。アナウンサーのアナウンサーたる仕事だと思った。ペースメーカーについては、わからなかった。1位の数字だけが放送で目立っていたが、今回どのくらいの記録を出せばオリンピックの選考レースとして意味があるのかがわかる説明が欲しかった。

委員駅伝、マラソンはテレビで見ていたので、ラジオでは初めて聞いた。予想外に面白かった。沿道風景、天候、気温、日当たり、風向きについてはテレビであれば見れば分かるが、ラジオでどのように表現するのかと思いながら聴いた。様々な工夫が施されており、プロの中継だと思った。トップ集団以外の選手情報がラジオでは知ることができなくなる。折に触れて、中間順位20位までの選手の情報を折り返し地点などで伝えていただくとありがたい。和田アナウンサーの中継は、クリアで、速報のようではあったが臨場感があって良かった。監督ルームの話は出色の面白さであった。29キロぐらいの中継地点での男性アナウンサーが“この”を繰り返されていた事が気になった。

委員当日は、沿道にたくさんの人が応援に来ていた。しかし、番組中継についてはワンセグテレビで確認している人が多かった。ラジオのスポーツ中継は、歴史もあり、技術は完成の域に達していると思うが、ラジオでは、順位がどうなのか?選手の表情などがわからないと思う。しかし、全体としてはすごくわかりやすかった。特に、小幡さんの解説は非常にわかりやすかった。折り返し地点である道頓堀周辺は、少し声が聴き取りにくかった。ただ、沿道の声がまったくないと臨場感がないだろうから、そのバランスが難しいと思う。最近は、マラソン時にチップを装着し、データを随時集めていると聞く。これを利用するとトップ集団以外の情報も得る事ができるのではないか。

委員マラソンの実況中継をラジオで聴くのは初めてだった。率直な感想を言うと、ラジオ向きではないと思う。理由は4つある。第一に、どんなに言葉を尽くしても。マラソン独特のリズム感や、選手の表情が伝わってこない。例えば、「苦しい表情」と言っても、選手によってその表情は微妙に違う。第二に、マラソンを観戦する楽しみは、短距離走とは全く違う。短距離走の場合は、結果がすぐに出て、結果が大切である。しかし、マラソンは結果だけが大事なのではなく、そのプロセスを見る楽しみがある。しかし、そのドラマ性がラジオ中継ではうまく伝わっているとは思えない。第三に、テレビ中継では沿道の風景や視聴者の様子などが画面に現れるのを見る楽しみがある。よって、退屈せずに、長時間楽しめる。しかし、ラジオの中継で言語による沿道の表現には限界がある。審議会用に短縮された実況中継ですら、イライラ感があるので、実際に長時間をどう処理しているのか心配である。第四に、競技の全体像が伝わらない。画像でも先頭集団が中心なのは否めないが、少なくとも先頭でないランナーの状態をインサートすることができる。

委員ところで、どんな人がマラソンの実況中継を聴いているのか?運転などでラジオしか聞けない人たちのためか?あるいは視覚障害者だろうか?ニーズを調べ、大して聴取者がいないならば、マラソン中継はラジオ向きではない。あきらめた方がよいのではないか。しかし、最後はやはり感動的であるので、中継をするなら、通常の番組をしながら、時々中継シーンを入れ、最後だけ実況中継するだけで十分ではないだろうか?

委員言葉のリズム感、声の抑揚、言葉の面白さを感じた。アナウンサーが興奮し、声の感じが変わってくるとより楽しめた。テレビの視覚的に見るのとは味が違う。60分の試聴CDは、あっという間に終わった。終わったレースだと分かっているが引き込まれた。ラジオは、熱い声が取り柄であり、それに乗れないと楽しめないと思う。

委員沿道での応援などのノイズが少なかったように思う。

委員チップで情報がリアルタイムに入って来ないのか?

社側情報はリアルタイムで入ってくる。しかし、解説や実況担当者は、タイムが羅列された情報だけでは番組内で利用する事が難しいのでアナログ的な加工をしながら、進めている。ポイントポイントで中継ができれば、多角的な中継になるので、今年の反省を踏まえて、来年も構成していきたい。

委員過去と比較して、実況中継のアナウンスには変化があるのか?

社側松本アナウンサー、中井アナウンサーには全く問題が無かった。しかし、将来的な事を考えると外部の男性アナウンサーでマラソン中継できる人はいない。今後のために育てていかなければならない。

委員ラジオは、見たこと聞いたことをいかに言葉に換えていくのかという技なので、ラジオ局には、人材を育てていってほしい。

社側貴重なご意見ありがとうございました。


7.審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日

 な し

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法及び
  年月日

・ 「番組審議会だより」 (第544回大阪放送番組審議会議事録の要約)

・ 「GO!GO!弁天R.シスターズ」内で放送
   放送日 平成23年3月16日(金)午後10時45分~午後11時00分

・ 「番組審議会だより」 (第544回大阪放送番組審議会議事録)
  ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載

  番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。

9.その他の参考事項

 な  し

                                          以    上