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[第533回 大阪放送番組審議会議事録]

1. 開催日時 平成23年1月14日(金)午後2時00分~午後3時00分
2. 開催場所 ホテル大阪ベイタワーゲストサロン
3. 委員の出欠
委員の総数 8名
出席委員数 8名
出席委員の氏名 井上 宏 岡田邦夫
河内厚郎 上林寛和
鳥居洋介 成瀬國晴
井上チイ子(書面参加)
たつみ都志(書面参加)
放送事業者側
出席者の氏名
鈴木理司 徳永正明
三谷良二 池ノ谷泰介
4. 議     題
1)ラジオ大阪番組審議委員委嘱
2)『話の目薬ミュージックソン』
3)その他
 
5. 議事の概要
議題2)について
『話の目薬ミュージックソン』について、その主旨や番組内容を資料をもとに説明し、
審議に入った。
 
6. 審 議 内 容
社側ラジオ大阪では、目の不自由な方へ「通りゃんせ基金を」をテーマに「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」という音の出る信号機などを寄贈する取り組みを行っている。今回審議いただく番組は、このキャンペーンをフォローしたいというコンセプトで昨年10月10日からスタートした。毎週日曜日午前8時から8時30分にお届けしている。番組に出演している西村登代子さんは、治療法はなく徐々に視野が狭くなり視野が低下する進行性の難病「網膜色素変性症」の患者である。この病気は、世界中で300万人、日本国内では5万人いると言われている。個人により進行速度などには違いがあるが、西村さんは、トイレットペーパーの芯から世界を見ているような視野5度である。
パーソナリティに西村さんを起用した理由は、晴眼者では視覚障害者の気持ちが読み切れない部分もあり、生活していく上で不自由な部分が理解できないと考えたからである。番組では、視覚障害者が社会で直面する問題などを取り上げ、関連したゲストに出演いただいている。視覚障害者が社会で安心して暮らしていけるように生活に直結した情報を流すことでを心がけている。また、晴眼者のリスナーには、この番組を通して視覚障害者への理解を深めていただければと考えている。
今日お聞きいただく内容は、11月21日放送分で弱視者や高齢者が太陽光の反射の加減などで歩行者用信号が見えないという問題を解決すべく開発されたLED付き音響装置について開発した篠原電気の方をスタジオに招き、開発のきっかけや設置状況などを話して頂いただいた。

委員10月24日放送内容は、社会保険労務士の方が知っているようで知らない年金については、専門家の正しい情報でありがたい。ためになる情報であった。次回も聞こうと思った。ホームページは、弱視の方、もう少し強い視覚障害の方にとってクリックしてみて色々な情報を知り、考えや思っていることを書き込む事は、たやすいことなのでだろうか?音声や点字などの補助機能はないのだろうか。
11月21日放送内容は、弱視の方にとっては有効なLED音響装置着き信号機が大阪市内に1カ所というのはあまりにも寂しい。国の政策レベルになると良いと思う。開発担当者の視点がうれしい。

委員視覚障害者向きの番組制作を行っていることを知り、新鮮だった。かつて、視覚障害者のイベントに携わったとき、視覚障害者の方が、料理、掃除、裁縫など健常者と変わらぬどころか、健常者以上に完璧にこなしていることに感動した。そして、そのときの体験をまざまざと思い出した。「トイレの神様」がヒットして以来、トイレ掃除が話題になっているが、視覚障害者はトイレを掃除するとき、便器が綺麗になったかどうか手のひらで触って確認すると聴いて感動したものだ。
ところで、この番組の狙いは視覚障害者だけを聴取者と想定して制作しているのか?視覚障害者だけにわかりやすく、詳細な「情報」を中心に発信している事に意味があるのか?視覚障害者と同時にその家族、晴眼者にも発信しているのなら、内容として魅力に欠けていると思う。退屈であった。
相対的に考えると、障害者を念頭に置き、実用を意識した番組制作としては、当初の目的を達成できていると思う。

委員視覚障害者を支援している番組は社会的には意義があると思う。10月24日の放送は、障害年金の説明は聞いていて本当にわかったのだろか?不安を感じた。障害者が手続きするためのステップがすべて簡略化して説明されていたのではなかろうか?最後に「1人で役所に行く」というくだりがあったが、1人では手続きに行けないことが前提となっているように聞こえた。社会保険労務士に頼む事が基本で、障害者にとって役所が障害になっているような説明だったように思う。この部分だけを聞くと、役所が対応ができていないというマイナスの印象を与えてしまう。もう少し、うまく説明してほしかった。
11月21日の放送での障害を持っている人がより暮らしやすいインフラ整備の説明は、障害者の人たちにとって何が問題で、何に悩んでいるのかがわかりやすかった。加齢と共に出てくる「網膜色素変性症」に対する理解が、この番組を通して深まればと思う。番組に登場する「晴眼者」という言葉を理解できるのか疑問であった。

委員番組全体を通して選曲が良かった。エンディングの曲は、西村さんの作詞という説明はあったが、オープニングの曲はなかったので残念だ。この曲も、視覚に障害を持つ女性がピアノを弾いているということであればそのたびに説明が欲しい。オープニング曲も一言説明があればインプレッシブになって良かったと思う。番組は、社会的に訴える力があって良かった。

委員知らないことばかりで勉強になった。
視覚障害者が聞く番組という事で、ラジオならではの番組となっていた。
パーソナリティがLED付き信号機を説明している部分は言葉だけの説明では難しいと思った。ゲストや原田アナウンサーがきちんと説明しているのでなんとか分かった。知られていない物を言葉だけで説明することの難しさを感じた。きちんとフォローできる進行役が必要だと思った。
この番組は、視覚障害者に知られているのか?

社側視覚障害者用のグッズなどを紹介した後は、問い合わせ窓口に多数問い合わせがある。

委員今後、聞いてくれる人がどんどん増えると思う。時間はかかると思うが、長いスパンで考えると大変有望な番組である。

委員番組は基本的には楽しいを目的に作られるが、この番組は地に足の着いた上等な番組であった。説明にあった丸い棒状のという説明は、わかりにくいものであった。意識して信号機を見てみると、四角い視覚障害者用信号機は見ることができるが、大阪府に一カ所しかない今回の信号機は、説明がわかりにくかった。補足があってなんとか理解できたが、見たことがないので、視覚障害者の人たちと同じ立場になった様に感じた。音は、もっと大きな音になるのか?

社側実際は、きちんと信号の向こう側に立っていても音が分かるようになっている。

委員信号機が手前にあるのが嬉しいというコメントは、晴眼者には気がつかない指摘だ。つかない。視覚障害者の皆さんが感じてる苦労に私達が思いを致すという事が大切である。番組では、色々な形で晴眼者にも大切な情報もあると思う。また、番組では障害を持っている人にはより細かい説明が必要だと思う。
他にはどのようなゲストを迎えたのか?

社側網膜色素変性障専門家、網膜色素変性障の新しい治療の研究方法を開発している方に直接スタジオに迎えたり、電話で出演いただいいてる。また、ミュージックソンのパーソナリティもゲストに迎えた。番組では、毎回ゲストを迎えている。

委員とてもすばらしい番組なのでたくさんの人に聴いてもらい、たくさんの反響がもらえればと思う。

委員非常にいい番組だと思う。原田アナウンサーの落ち着いた話題のさばき方や、西村さんへの紳士的な対応などラジオらしい。これまで審議に携わった中で一番良い企画だと思う。社会労務士の話は、年金の種類、認定基準、手続きの方法、そして額まで初めて聴く話だったので非常に興味深く聴いた。視覚障害は突然来るという西村さんのコメントを聴くと、目が見えなくなったら、見えにくくなったらという気持ちになり、非常に重く受け止めた。10月24日のゲストの「役所に1人で行けない」という発言は、役所が対応できないというイメージを与えてしまうので配慮をすべきだ。11月21日のゲストである篠原電気の方の説明で弱視の人達に便利な信号機があるという事を初めて知った。審議委員のみなさんと同じだと思うが、耳で聞くだけでは信号機の説明がわからなかったので信号機を見に行った。高さは、腰と胸の間くらいで、非常に明るく、弱視の人には便利だと思った。ラジオならではの番組であるが、ラジオならではの弱点も露呈した。この点をフォローするためにラジオ大阪のHPで信号機が掲載されているのかと思ったがなかった。逆に、ゲストの篠原電気のHPでは、信号機の詳細、番組の収録の様子などが掲載されていた。番組でカバーできなかった部分をHPと連動し、活用することで視覚障害者にも晴眼者にも情報を発信していく事ができ、よりわかりやすく伝わると思う。
エンディングの歌手も良かった。もっとたくさんの人に聴いていただける時間で放送し、スポンサーが付き放送が続いていけばと思う。

委員年金の回に出た晴眼者という言葉は、聞き慣れない。ただ、主要なリスナーである、視覚障害者のみなさんに一般的な言葉であれば問題はないと思う。
番組全体を通して一番伝えたいと考えている軸をもっと明確にすべきだ。年金の回については非常にわかりにくかった。年金制度は内容がたくさんあるので言葉だけで説明するのは難しい。番組では詳細を説明していたが我々が見てもわからりづらい内容である。視覚に障害があるリスナーの方がどの程度理解できているのかを機会があればヒアリングやアンケートなどを実施していけばと思う。
年金の回を例に取ると、年金制度があり、受け取れる可能性がある。そして、役所でも受け取る事ができるし、わかりづらければ社会労務士に依頼してもよいという全体の軸決め、出演者のおしゃべりを織り交ぜていくとわかりやすいと思う。
試聴CDを聴きながら信号機を想像したが分かりづらかった。信号機の高さの説明を大人の腰ぐらいで直径は手のひらくらいという様な補足があれば良かった。この回であればば視覚者障害にとっては、信号機が対面方向にあるのはバリアであるという事をキーメッセージにすれば良いのではないか。その事実に対して企業が信号機を作ったという事を色々なところで発信していけば視覚障害者にとってもプラスとなり、世の中が変っていくのではないかというような作りにすればわかりやすくなると思う。
出演者の紹介は、リスナーのニーズに応えてということであるのだろうが、少しくどい。うがった見方をしてしまうくらいに詳細な説明であった。あまりそこが強くなりすぎるので違和感を感じた。
番組としては、公益性がありすばらし番組だった。希望を言うならば、もう少し親しみやすく、わかりやすい共感があるような内容であればと思う。

委員この種の番組は、ラジオ大阪は番組全体の中でも非常に少なく、貴重である。昨今のタイガーマスク運動ではないが、支え合う心が根底にあり、その上にこのような番組で情報を発信し、訴えかけていくというメッセージを感じ取ってもらえれば良いと思う。
耳から得る情報では、正確な部分は残りずらいのでので、HPの活用など立体的な情報の発信は必要だと思う。発信する側も色々なメディアを使いこなすべきだ。
番組としては、情に訴える側面は強いと思う。原田アナウンサーの調子が印象に残る。驚き、発見、熱のこもったナレーションなど、キャラクターが番組の特徴になっている。原田アナウンサーの心に聴取者も共感できるのではないか。また、そのように原田アナウンサーが導いてくれると良い。
目の問題は、高齢化と共に社会に広がってきている。目を巡る問題は、大きくなっていると思う。視覚障害者にだけ向いた番組とするのではなく、目に対する注意を喚起する事で番組としての広がりが生まれるのではないか?

委員「ミュージックソン」という言葉は常に付いているのか?

社側番組としては、「ミュージックソン」を盛り上げるというコンセプトなので常に「ミュージックソン」という言葉を付けている。

委員他の障害は取り上げないのか?

社側この「ミュージックソン」というキャンペーンは、目の不自由な方へ音の出る信号機を贈るというテーマに置いているので視覚障害者に向けた放送となっている。
番組では、視覚障害者に向けて情報を発信することにこだわり、HPなど他のリスナーを想定し見せるという部分への配慮が欠けていた。
原田アナウンサーは、この番組の難しい所として普段は相手の目を見て、合図を出しながら番組を進行する事や、資料や台本を基に行う事前の打ち合わせでは目を通しながら進めるが、西村さんとはこの当たり前の事ができないということで色々な新しい発見があり、勉強になっていると聞いている。

委員原田アナウンサーが色々と新しいことを知り驚いている箇所は、私達と同じ目線でかえって伝わってくる。

委員絶妙に出てくる大阪弁も良い。

委員ラジオ大阪では、このような番組は初めてですか?

社側初めだと思う。

委員この信号機は増える予定があるのか?

社側警察にたくさんの声が集まれば設置されるかもしれない。

委員視覚障害者以外にはメリットが分かりづらい信号機だと思うので、ムーブメントになる必要がある。

社側貴重なご意見ありがとうございました。

7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第533回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「GO!GO!弁天R.シスターズ」内で放送
   放送日 平成23年2月27日(日)午前9時15分~午前9時30分
・ 「番組審議会だより」 (第533回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
9. その他の参考事項
訂正放送または取り消しの放送の請求及び請求に対しての措置が無い旨を報告。
 
以    上