会社概要会社地図大阪放送放送基準大阪放送番組審議会
サイトの利用にあたりOBC放送エリアラジオ大阪の歴史プレスリリース国民保護業務計画

[第528回 大阪放送番組審議会議事録]

1.開催日時   平成22年6月25日(金)午後2時00分〜午後3時00分
2.開催場所   ラジオ大阪 役員会議室
3.委員の出欠
  委員の総数   8名
  出席委員数   7名
  出席委員の氏名   井上 宏   井上チイ子
  河内厚郎  白川正彰
  たつみ都志 成瀬國晴
  森脇睦郎  岡田邦夫(書面参加)
  放送事業者側
  出席者の氏名
  鈴木理司  徳永正明
  三谷良二

4.議     題
  1)サウンドデッサン〜音ごころ〜
  2)その他

5.議事の概要
  議題1)について
  『サウンドデッサン〜音ごころ〜』について企画意図と内容を説明し、その後聴取いただき審議
    に入った。

6.審 議 内 容
 
社 側 日曜日朝9時から放送している街で集めた様々な「音」使った30分番組である。ラジ オ大阪では「音」を使った番組を制作したいと考えていた。ペンクラブの旅行記者であり ながらフリーアナウンサーとして活躍している日本サウンドスケープ協会会員木村真弓さ んがICレコーダーを使って街で色々な「音」を集めていることを知り、この番組の誕生 へと至った。
番組では、毎回1つの場所の特集やテーマを設け、そこに息づく人々の生活の音、自然 や生き物たちの音、歴史や神事の音、巧みの技の音など、音にまつわるエピソードを紹介 しながらお届けしている。「聞き耳のコーナー」では、心に残っている音、ユニークな音、 懐かしい音を紹介している。
その日の番組コンセプト音楽とクイズを折り込みアクセントをつけている。
委 員 電車の行き交う状況を音から想像することができるなど、音と声のみで創出される世界 は、ラジオならではの醍醐味である。音から状況を思い浮かべることができ、頭の中で世 界が大きく広がっていく。住吉大社での音は、時代をさかのぼらせる効果があった。木村 さんの解説も音の世界をさらに深めた。ただ、遮断された音の効果を期待した録音だから だろうか。住吉大社での神主さんの解説が、聞き取りづらかったので残念だ。
木村さんが音を紹介するコーナーとの間に流れる音楽にも癒しの効果があり、聞き流す ことができた。デジタル社会の中で耳を澄まし、現代社会の音に聞き耳を立てるのは、心 が癒され、音ごころを感じた。ITを駆使した音によって、私達は音の世界を訪れる事が できる。喧噪とした社会で、耳の疲れを癒す30分であったと思う。ラジオならではの世界 をさらに広げて欲しい。
委 員 番組のねらいは、癒しだろう。このコンセプト通りの番組であった。 番組では、日常の音ばかりをとりあげているのか?
社 側 番組スタート時より日常の音のみを取り扱っている。
委 員 日常の音を取り扱う趣旨は良いが、印象に残る所がなかった。今回の番組であれば弓を 弾き、矢を放つ音は多少印象に残った。日常に聴くことができない音は、驚きがあり、印 象的だ。例えば、賽銭箱の中や阪堺電車レールの間にマイクを置くなど非日常の音を集め たコーナーがあれば癒し以外の側面がある番組となり良いと思う。音は心地よいが、それ だけで何も感じることなく終わってしまった。
委 員 カエルの鳴き声を聞き比べるコーナーは、1回目に聞いた時は形を想像し気持ち悪かっ たが、何度も聞き直すことで鳴き声の違いを楽しめた。
パーソナリティの木村さんは淡々と話すので聞き取りやすい。しかし、住吉大社の太鼓 橋を渡る箇所では、歴史的なエピソードを語るなど+αの情報を持たせることでよりリス ナーに印象が残る番組になると思う。
委 員 住吉大社の音を伝えるコーナーでは、木村さんが住吉大社で朝に散歩をし収録していた のか、収録してきた音をベースに回想しているのか判断できなかった。ラジオの醍醐味は、 “今”を伝える事だと思うので違和感があった。カエルの声も、住吉大社にある田園のカ エルなのかどうか判断ができないので混乱した。しかし、聴き進めると、実際は録音して きた音声をつないで作られている事がわかり違和感があった。
木村さんが旅行記者であるとの説明からラジオが持つ“生”の良さを伝えるというのは 難しいのかもしれない。
委 員 音源はすべて木村さんがご自身で集めてきたのか?
社 側 ライブラリーを利用している音もあるが、基本的には木村さんが収録した音である。
委 員 ラジオの魅力は、音から想像をさせることである。今回の番組ではその点が弱かった。 特に、色を感じさせる説明がなかったのが残念だ。
このような番組では、音を大切にしなければ番組として伝わりにくいと思う。どれだけ 美しく音を録音できるかにつきる。色々な苦労して録音しているのがわかる。集めた音を 基にして番組構成を行うのか、テーマを決めその後、音を集め番組の構成を決めるのかに よって番組の作りそのものが変わってくると思う。また、ナレーションは集めた音を初め て見聞きしたという視点で伝えるのか、過去に見聞きした物を想像しやすい形で放送する のかによって印象も変わるなど色々と難しい問題があると思う。
全体を通してナレーションが少し多い。音の聴かせ方が不自由分だ。音が補てん的に使 われているのが気になった。阪堺線の部分でも、木村さんが感じた事が中心に構成されて いた。番組の制作としては難しいと思うが、やりがいもあると思うので今後に期待したい。
委 員 テーマが見えにくかった。木村さんには、人文的興味が薄いのだろうか?せっかく住吉 大社の音を紹介するのであれば、少し詳細があっても良かったのではないか。突然カエル の音が出てきて、住吉大社の話題が終わったのかと思った。結局、最後に住吉大社に話題 が戻ってきたので混乱した。住吉大社とカエルをリンクするような構成をするなど工夫が 欲しかった。声も癒しという感じではない。話題に対してすべてが等距離で構成されてい るので、番組としてもう少し強弱を持たせ、うまくまとめることができないだろうか? 番組内で、奈良時代大和政権の表玄関として鎮座したと言う解説があったが、住吉大社 は来年鎮座1800年を迎えるので間違っている。
委 員 番組の説明部分で木村さんが旅行作家であるということで腑に落ちた部分が多かった。 事前の資料などから聴取者のイメージを喚起させる番組かと思った。実際は、解説が多か った。音そのものより音を媒体にした蘊蓄の番組であったように感じた。制作者が軸足を どこに置こうとしているのかを理解しづらく、資料にあるコンセプトからも遠ざかってい る。
神社を音で表現するのは難しいと思う。雅楽の音と砂利が混じった箇所は、とても聴き づらかった。
全体としては、番組が伝えたいことは何なのかが伝わりにくかった。日曜日の朝の気分 に寄り添ったよい番組ではあったが、色々な事が今後整理されてくると番組として良くな ってくると思う。
委 員 日曜日の午前中に聴くには合った番組であった。カエルの部分は興味深く、改めて発見 があった。現在は、映像の時代である。過去に映像で見た事がある場所を訪れる機会が多 い。私達は、視覚と聴覚で現実を感じ取っていると思う。現在においてこの番組は聴覚に 主点を持たせて、その魅力を伝えるという意味があると思う。科学的分析番組ではないの で、リスナーが気持ちよく聴くことができる番組としては成功していると思う。季節感も きちんと表現されていた。音だけでは番組のメッセージを伝えることは難しいので、音を 感じ取らせながら、ナレーションでフォローし想像の世界も楽しめればと思う。日曜日の 朝に細かい事にこだわらない方が良いと思う。全体にバランスよく作られていると思う。 旅行記エッセー的な作りをしている印象がある。
リスナーの音に伴う思い出を募るなども面白いと思う。
委 員 曲の紹介はしないのか?
社 側 なるべく番組と邪魔しないような形にしているので、曲の紹介はしていない。
委 員 これまではどのようなテーマを紹介しているのか?
社 側 これまでは、大阪市内の各所の音をテーマにしている。
貴重なご意見ありがとうございました。

7.審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日

 な し

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法及び
  年月日

・ 「番組審議会だより」 (第528回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「もっと知りたい!OBC」内で放送
   放送日 平成22年7月22日(木)午後5時45分〜午後6時00分

・ 「番組審議会だより」 (第528回大阪放送番組審議会議事録)
  ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載

番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。

9.その他の参考事項

 な  し

                                          以    上