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社側 |
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ラジオ大阪では、毎年7月に開局記念特別番組を放送している。51回目を迎える今年は、3月に東京マラソンで倒れ、生死をさまよい、無事に復帰した松村邦洋さんをメインパーソナリティに向かえ、7月21日(月)海の日に放送した。番組の趣旨は、景気低迷で先行きが見えない昨今をチャンスと捉え、良い方向にチェンジし、新しいことにチャレンジしてもらう参考になるような番組として企画した。番組は、午前11時から午後5時まで6時間の生放送に11組のゲストが登場した。各界で活躍しているゲストにチャンスのきっかけや生かし方、チャレンジの内容等についてお話を伺った。また、番組趣旨にふさわしい場所からの中継、リスナーにチャレンジについてお便りを募集した。 |
委員 |
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ゲストのトークを踏まえると、チャンスが訪れて、チャレンジした結果、人生がチェンジするという展開だった。タイトルが「チャンス!チャレンジ!チェンジ!」がふさわしいのではないか? |
社側 |
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チャンスがあり、チェンジとチャレンジが同列に訪れると考えこのタイトルとした。順序は、ラジオで聞こえが良い方を選んだ。 |
委員 |
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物まねをしている松村さんとゲストのトーク部分は、松村さんが物まねがうまいので、どちらの声かわからなくなった。想像していた以上に番組の進行がきちんと出来ていた。長時間の番組であったがあきることなく楽しめた。 |
委員 |
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閉塞感がある現在、チャンスをどのように生かしていくかについての番組趣旨は、興味深い。ゲストには、努力を重ね、チャンスを掴んできた方ばかりであったので、リスナーが自分自身の生活を見直すきっかけになったのではないか。番組全体は、テンポもよく、楽しく聞けた。ただ、心肺停止から復帰した松村さんがメインパーソナリティなのだから、健康の啓発に関する話題があってもよかったのではないか。 |
委員 |
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ゲストの出演時間はそれぞれどのくらいだったのか? |
社側 |
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出演の方法により異なっているが、スタジオであれば20分くらい、電話出演であれば10分くらいであった。 |
委員 | | 片岡鶴太郎さんが松村さんのデビューのきっかけであったというインタビューがあったが、色々な分野で才能を発揮している片岡さんのチャンスやチャレンジにまつわるお話も聞きたかった。また、女性がこれほど社会進出を行っているのだからテーマにふさわしい女性ゲストがほしかった。 |
委員 | | 番組趣旨もタイムリーで良かった。パーソナリティの松村さんは、意外に冷静で、知識も豊富でよかった。掛布さんとのやり取りは、初めて聞く話もあり楽しく聞けた。結婚相談所からの中継も時代を反映した話題で良かった。テーマだけを聞くと重く、暗く伝えてしまいがちな話題を明るく、楽しい切り口で展開され、コンセプト通り元気を与える番組であった。 |
委員 | | 松村さんを起用した理由は? |
社側 | | 今回の番組は、テーマを最初に決定し、人選を行った。テーマに沿った話題性もあり、ラジオパーソナリティとして番組を作り上げることができる人ということで、かつてオールナイトニッポンに出演していた経験もある松村さんをメインパーソナリティに据えた。ラジオの特性から随所に物まねを取り入れることで、単に啓発を行う番組ではなく、エンターティンメント性も持たせることができると考えた。 |
委員 | | 長時間の番組のため、人選を間違えるとつまらない番組になってしまう。松村さんのきちんとした人柄が出ていて、起用が成功していると思う。 |
委員 | | ゲストの構成はどのように配置したのか? |
社側 | | 同じジャンルの人が続かないように配慮した。 |
委員 | | 桑田真澄さんが大学院にチャレンジした話や井上公造さんの苦労話などは普段聞くことができない話で良かった。松村さんの大阪の地域性を踏まえたトークは、普段の努力を垣間見ることができた。 |
委員 | | メインパーソナリティの松村さんは、声が耳障りであった。物まねは、とても上手だ。一方、アシスタントの高岡さんは、でしゃばらず、謙虚で、きちんとフォローができており自身の役割を果たしていた。ゲストの橋下知事は、日頃からメディアと対応しているので聞きやすかった。井上公造さんは、滑舌が良く聞きやすかった。関西大学の宮本教授は、テーマにふさわしい内容で良かった。掛布雅之さんは最初にはしゃぎすぎ、おもしろかったが伝えた何かが分からなかった。結婚相談所の中継は、番組を作る側だけでもりあがり、聞きづらかった。1度限りの特別番組なら盛りだくさんの内容で良かったと思うが、今後も同じような趣旨の番組展開があるのであればテーマを絞って構成すべきだ。 |
委員 | | 松村さんは、明るく良かった。テーマの絞込みには議論があったと思うが、今の時代にふさわしい番組であった。書店では、人生について考える著書が多く、売れている。成功の結果をテーマとするものは多いが、詳細な過程を聞く機会は少ないので、楽しく聞けた。テーマの設定が、時代に即していて良かったと思う。レギュラーの番組として、ゲストを1人ずつ紹介する形で放送が続けばと思う。 |
社側 | | 貴重なご意見ありがとうございました。 |