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[第501回 大阪放送番組審議会議事録]


1.開催日時   平成19年10月25日(木)午後2時00分〜午後3時00分

2.開催場所   ラジオ大阪 役員会議室

3.委員の出欠

  委員の総数  8名
 
  出席委員数  5名
 
  出席委員の氏名  井上チイ子 岡田邦夫
 たつみ都志 徳永正明
 岡本直之
 井上 宏(書 面 参 加)
 成瀬國晴(書 面 参 加)
 河内厚郎(書 面 参 加)
  放送事業者側
  出席者の氏名
佐藤賢三   鈴木理司
兼田健一郎  大石 徹
 

4.議     題

 1)番組審議 ラジオ大阪開局記念特別番組 「いいおとなにいいおと」
 2)その他

5.議事の概要

 議題1)について
 『いいおとなにいいおと』について企画意図と内容を説明し、その後聴取いただいて審議に入った。

6.審 議 内 容
 
社  側 歌声・ギター・民族音楽・美しい音を楽しみましょう、というコンセプトで番組をつくった。アコースティック物・特に変わった音楽楽器を集めた。また自然の音や人間の音を解析してもらうため、以前からメディアによく出演している音響学の第一人者、日本音響研究所、鈴木松美所長に来ていただき、「赤ちゃんを泣きやます音とは」・「ストレス解消にはこの音を」といったテーマで話していただいた。この他、あなたの記憶に残る音(SLの汽笛や金魚売りの声など)のリクエストを募り情緒的な音をたっぷりとお届けした。 番組の最後には、民族楽器演奏者をゲストに迎え、「世界のいいおと大集合」と題し楽器の魅力・独特の音色などを生演奏でお届けした。
委  員 「いいおとなにいいおと」ということで、3時間にも渡る番組に仕上がっていたことに驚いた。ラジオは聴覚メディアとはいえ、音をテーマに構成することは難しいことだと感じた。番組のイメージは、大人的な落ち着いた音楽とおしゃれな会話が聴けると思っていたが、声紋の専門家の話が印象が強かったせいか、音の分析、楽器の解説などに多くの時間がとられたのではないかという印象を受けた。番組の最後の方でインド、アフリカ、南米の楽器をそろえての合奏は良かった。珍しい楽器の音との出会い、またその新しい組み合わせで、新たな音を作り出してみせる、その姿勢には拍手を送りたい。ただ、番組全体が分析的、音の展示会風になっており、いいおと、いい音楽でもっと心地よい情緒や気持ちの良いノリを作り出せると良いと感じた。ラジオが作り出す音の世界というのは、まだまだ開発すべき分野があるのではないかと感じた。
委  員 全体的に聞きづらくはなく、面白いところもあったが、やや漠然とした印象があった。一番興味深かったのは、日本音響研究所所長の鈴木松美さんの解説。ただ、大江千里さんの声の良さ、すなわち子音の使い方やさわやかさ、感情表現の豊かさなど、なぜそれが分かるのか。今ひとつ解説の意味が分からなかった。大江千里さんのゲスト出演の意義も、よく分からなかった。歌声を聞くといい声だとは思うのだが、歌が聴きたかった。しゃべっている声だけでは、彼の声のすばらしさは伝わりにくかったかもしれない。
委  員 タイトルはラジオにふさわしい上質の番組を思わせる、良いタイトルだ。司会の原田年晴アナウンサーは安定した喋りだが、アシスタントの安井ゆたかさんとは息があっていないように感じた。リスナーから好きな音を募集した『音のアンケート』はパソコンを持っていない人は参加できなかったのではないだろうか。またランキング第5位の「お好み焼き」の音は、説明を聞かないとその音だと分からない。音の番組だから分かるような工夫がほしかった。その点、「水琴窟」、「SL」、「日ぐらし」の音はよく分かった。『いいおと大分析』の鈴木松美先生は音の第一人者で知名度がある人なので、説得力があった。JR福知山線についての音の説明は、興味があった。犬の鳴きかた、「赤ちゃんけろっとスイッチ」も面白かったしゲスト・大江千里の起用もここで生きた。番組の後半に扱っていた民族音楽は良い着眼点だ。 
委  員 アシスタント・安井ゆたかさんの番組での役割がよく分からなかった。いいおとなの意味するところの透明感のある声でなく、会話の内容もいいおとなというイメージではない。この番組には適さなかったのではないか。
委  員 テーマである、いい音がいい人を育てていくという番組の狙いが良かった。分析的な面も多かったが、デジタルの音、アナログの音を対比させてほしかった。特にデジタルの人工的につくられた音が人体にどのような影響を与えているかを伝えてほしかった。今、CDの音もデジタルの音だが医学の世界ではヒーリングミュージックとしてストレス緩和・病を治す音楽療法に使われており、現代社会に意味合いを持っている。そういったことにふれると、音と人との関係にリスナーが関心を持つ、番組づくりができたのではないか。
委  員 音のアンケート結果発表のところだが、音の紹介だけでなくその紹介されたおとがラジオやテレビの中でどのように使われているか、どのような場面で演出で使われているかがあれば面白かった。世界のいい音大集合の民族楽器の合奏は良かったが、楽器の説明が長かった。
委  員 音の本質に迫るという番組づくりが良かったし、全体として興味が涌く内容だった。ただ音楽が中心になっていた感じがあった。鈴木松美先生がスタジオに来られていたのだからもっといろいろな仕掛けができたのではないだろうか。もっとデータやテクニックを駆使したコーナーなども設けても良かったと思う。そういった意味では、仕掛けが弱い感じがした。事前にとった音のアンケートは、参加者にわかるように選択肢を設けていたのか、それとも自由回答で出た結果だったのか。
社  側 ラジオ大阪のホームページに事前に音を10程度、掲載した。もちろんクリックすると選択した音を聴けるような仕組みにした。そのクリックした回数で出た音のアンケート結果だ。パソコンを持っていなければ参加できない形にはなった。    
委  員 鈴木松美先生のお話は興味深く、人の声の分析も行っていて面白かった。大江千里さんの声が良いという表現があったが、あまり説得力がなかった。「世界のいいおと大集合」の中で紹介された楽器の種類は何か選ぶ基準があったのか。
社  側 ランダムに選んだ。ただ、珍しい楽器が集まっての合奏というのは、難しかった。オンエアでは合奏はうまくいったが、事前に別のスタジオで音を合わせる作業が難しかったし時間のかかる作業だった。
委  員 楽器の選び方にテーマ性があったらより面白かったのではないか。たとえばアフリカの音楽・インド・ヨーロッパの楽器など、テーマ性をもっていたら、聴く方もテーマ性をもってきけたと思う。それぞれの音は面白いが、制作者のメッセージ性というのが感じられなかった。次回また「いい音」について番組をするときは、テーマを声に絞って、女性が感じる男の人の声の良さとは何か、また男性が感じる女性の声の良さは何かをアンケートを交えてやっていただくと面白い。また朝の音というテーマで音を集めても面白いかもしれない。私たちが目覚めるとき何らかの音で起きる。昔は牛乳配達の音で目覚めた。またゴミの日は、缶の音で目覚める。時代によって、また国によっても違ってくるのだろう。
委  員 音というのは無意識的な物だと思う。ラジオなどで聴かされると気づかされるものだ。床を歩く音、玄関を開ける音も今と昔では違うだろう。いずれにしろ、テーマも広くいろいろな可能性があるため、今後もこのような番組をつくってほしい。
社  側 貴重なご意見ありがとうございました。

7.審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日

 な し

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法及び
  年月日

「番組審議会だより」 (第501回大阪放送番組審議会議事録の要約)
「もっと知りたい!OBC」内で放送
放送日 平成19年11月28日(水)午後5時45分〜午後6時00分

「番組審議会だより」 (第501回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載

9.番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。

10.その他の参考事項

 な  し

                                          以    上